日本学術振興会特別研究員 DC1 に採用内定しました!

2020年12月27日

先日 12/25 (金) に日本学術振興会 (以下,「学振」) 特別研究員の二次採用者の選考結果開示があり,学振特別研究員 DC1 として採用内定しました

研究計画の考案や申請書の執筆にあたり,研究室の先生方や先輩方には修正コメントやアドバイスをいただいたり,過去の学振申請書を参考にさせていただくなど,大変お世話になりました. 改めて感謝いたします.

なお,学振「特別研究員」とは,文部科学省所管の独立行政法人「日本学術振興会」によって,月額20万円の研究奨励金 (≒給与) と年間150万円以内の研究費が支給される制度です.その趣旨としては,以下のようになっています.

「特別研究員」制度は優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、我が国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的として、大学院博士課程在学者及び大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給する制度です。  - 日本学術振興会HPより

なかでも DC1 は博士1年次から3年間にわたって上記のサポートを得られる制度ですが,ここ10年は徐々に採用率が下がっていき,昨年度の全9区分の採用率は 19.4% (ほぼ5人に1人が採用) でした.今年も,少なくとも私の申請した数物系科学区分の採用率は 20.4% (=116人/568人) と微増ではありますが,大きくは変わらない採用率でした.

9月に一次採用者の選考結果開示があるのですが,私はその際に書面だけで一発採用とはならず,「二次採用内定候補者」として採用が保留されました.例年だと二次採用内定候補者には第二次選考として面接が課され,それに基づいて採用の可否が決まるのですが,今年は新型コロナウイルス (COVID-19) 感染拡大防止の観点から面接審査が中止となり,専門委員6名による書面審査と特別研究員等審査会委員によるさらなる合議審査に基づいて決定がなされたようです.先述の通り先生方や先輩方にたくさんのアドバイスをいただきながら苦心して作り上げた書面だったので,評価していただけて大変嬉しく思います.

特別研究員として採用していただいた以上,責任をもってこれからも引き続き研究活動に精進していきたいと思います.皆様,よろしくお願いいたします.

© 2019 - Ryosuke SAKURAI / Department of Earth and Planetary Science, University of Tokyo, 7-3-1 Hongo, Tokyo 113-0033, Japan
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